
ビビリの補修 ・修正・修復も大切なのですが・・・
やはり、最も大切な事は「ビビらせ無い事」
度合いにもよりますが、ビビリは作ってしまうと修復が非常に難しく (厳密に言うと元には戻らないです)
今までにも様々な改善法が提案されてきましたが、ダメージ部にしっかり固定できる完璧な補修成分はまだ無く物理的な補修は完璧なものとは言えません。
だから「ビビらせ無い事」が最も大切なんですね!
そこで、ビビリの補修にひき続き・・・
「ビビらせ無い縮毛矯正」のやり方・考え方も少し書きたいと思います。
ただし、これは僕(矯正屋)個人が理解し実践している縮毛矯正の理論・技術です。
他の助っ人侍のサロン様では、もっと高度なテクを使っていると思います。
僕の縮毛矯正の理論・技術とも・・・
はっきり言って普通です!
何も新しい事も珍しい事もなにも無い普通の縮毛矯正理論&テクです。
ビックリするほどのこだわりや秘密は、正直僕にはないです。
それでも、多くのお客様に支持いただいています。
何故多くのお客様に支持いただけるのか・・・
そんなの僕にも解りません?
多分「ビビらせ無い縮毛矯正」のやり方をやっているので、単純に結果がいいのだと思います。
どんな縮毛矯正ですか?ってよく聞かれますが・・・
正直に言って一言では説明できません!
何故なら僕の縮毛矯正は、毎回お客様の髪の状態を見て、触って・・・
その時考えたベストな方法で施術するからです。
人の髪質は十人十色!
髪のダメージも様々だから全く同じ矯正法をすることはほとんど無いんですね。
だから、「どんな縮毛矯正です」とは一言でいえないのです。
特に・・・
今はヘアカラーや特殊パーマで髪のダメージが複雑化しています。
同じお客様の髪でも前回と今回とでは全く違うものになっていますし、根元と毛先ではダメージ度も全く別物です。
だからこそ、髪質にあわせた施術が大事なのだと考えています。
そのためには、やはり経験が最も大切!
机上で学んだ知識じゃなく、数多くの髪を触って得た経験が非常に大切だと思います。
職人の世界は年季(経験値)がすべてです。
道具や薬剤を使う単調な基本の繰り返しの中に、本物のワザが生まれてくると思います。
まずは数をこなす事・・・
一つのパターンだけでなく考えられる全てのパターンでレッスンを繰り返し、擬似的な体験でもいいので経験値を上げる努力を繰り返してください。
ビビリ毛がおこる基本的な原因を回避すれば、単純にトラブルは激減します。
僕の縮毛矯正の理論・技術とも、はっきり言って普通ですが・・・
ビビリ毛などのトラブルが少なく多くのお客様に支持されている理由は、手間を惜しまず徹底的に丁寧に作業しビビリ毛がおこる基本的な原因を回避していることにあると考えています。
良い縮毛矯正正が出来る鍵は「髪を適度に膨潤軟化させる」事にあります。
「膨潤度の上がりすぎ」はもちろんの事、「膨潤度の不足」も様々なトラブルにつながります。
これらの事は、薬液の選定ミス・放置の時間・加温の仕方などによって起こります。
最も大切なことは、丈夫な新生部と複合的なダメージを受けている既ストレート部を同じ薬剤や施術方法で処置しない事が大切です。
細い毛髪(もみあげ部分・フロントサイド生えぎわ)やダメージ毛(既ストレート毛・既カラー毛)などには、弱い薬で膨潤度を上げさせないで処理します。
新生部に使う強い薬剤が、不注意により既ストレート部についてしまわない様に細心の注意が必要です。
1液塗布の際の注意力が仕上がりに大きく影響します。
そのために僕の場合は、次のようなことをしています。
何回もストレートを繰り返した髪や、ブリーチなどでダメージの大きな髪にアイロンを当てる場合は事前にオイル系の毛髪保護剤を極少量毛髪になじませる。
アイロンは、すべりの良いテフロン加工されたものなどを使用し、やや低めの温度で圧力をかけずにやさしくスルーさせます。
また、深刻なダメージ毛の場合は、小さな鳩目抜きの穴の開いた薄い豚皮や、ガーゼなどの薄い布をアイロンに巻いて施術すると効果的です。
※新生部にこの方法では伸びませんので、通常どうり180℃のアイロンでパッティング&スルーしてください。
ただし、もみ上げなどの細く傷みやすい部分を処理する際は新生毛であってもダメージ毛と同じような注意が必要です。
それから、事前準備が良すぎてアイロンのスイッチ早めに入れて置くと、温度が高めになりすぎてネープなどの最初のパネル分にビビリをつくる原因になりますので注意が必要です。
このような事を防ぐために、アイロンのスイッチは直前に入れる事を心がける必要があります。
また、事前に用意していた濡れタオルを用意しておけば、アイロンが高温になりすぎた場合にそれをプレスする事でアイロン温度によるダメージの回避になると思います。
最後に・・・
縮毛矯正などの強いアルカリの薬剤を使う事によって起こるダメージについてちょっと書いてみます。
もちろん僕は化学者じゃないので、カンペキに理解しているわけじゃないけど・・・
まず!縮毛矯正で強いアルカリの薬剤を使う事によって
ランチオニンや混合ジスルフィドといった物質が髪の中に生成されます。
また・・・
「強いアルカリの薬剤を使う」と言う事は2剤などで過剰な酸化がおこなわれることですよね!
この、過剰な酸化がおこなわれることで・・・
毛髪内のシスティンがシスティン酸へと変化してしまいます。
これらに共通して言えることは・・・
元のシスティンに戻らないということ!
そして・・・
これらが増えることでシスティンが減少してしまうと言う事!
つまり・・・
システィンが減少した髪は毛髪強度が落ちて、いわゆるダメージヘアになってしまうんですね!
じゃあ!
これらを生成しないで縮毛矯正すればいいじゃん!って思うでしょうが・・・
縮毛矯正やパーマ・ヘアカラーなどでは強いアルカリの薬剤を使って施術するので、それは無理な話なんですね。
ただし!
これらの生成物を出来るだけ少なく施術することは出来るわけです。
僕が普段から言っている
「縮毛矯正は、薬の良し悪しじゃなくて、やる技術者によって良し悪しが決まる」
って言うのがこの部分なんですね。
髪質にあわせた薬をベストチョイスしたり、放置時間やタイミングetc
経験値が物を言う部分での判断によって、これらの生成物を出来るだけ少なく施術することが出来るわけです。
例えば・・・
■ランチオニンは強いアルカリと熱によって生成される不溶性で不可逆性な物質です。
強いアルカリとは、単純に薬剤のPHが高いって事はもちろん、アルカリ濃度が高い薬剤って事です。
システィンがデヒドロアラニンという物質に変わってしまい、切断されたシスティンと結合して生成されてしまうのです。
これを抑えるためには・・・
むやみやたらにアルカリの強い薬を使わない事ですね!
髪の状態に合わせて、必要最小限度のアルカリ度にとどめて作業することが大切です。
あと薬剤を無意味に加温して使わないとかって事で少しは減らせそうですね。
でも!
アルカリ度が弱いと伸びないし・・・
判断の難しいところですよね!
■混合ジスルフィドは、本来なら酸化されてシスチン結合に戻らないといけないものが、還元を終えた還元剤と結合してしまってできるものです。
この混合ジスルフィドは、単純に1剤の放置時間が長すぎた事が原因!!
よくあるパターンとして・・・
など、といった経験はありませんか?
薬剤の選定が悪く、中々伸びずに
「追加○○分」
「さらに追加○○分」
とオーバータイムをしてしまう・・・
こう言った事が原因で混合ジスルフィドが出来ちゃうんですね!
通常パーマの1剤は15分〜20分を過ぎたあたりでガクっと力が弱くなります・・・
パーマ液の還元力が弱まれば不安定なシスティンは近くにある何かと手をつなぎますね。
パーマ液がつきっぱなしって事は・・・
毛髪内部には還元剤分子もたくさんあるわけです。
となりにシスティンがいれば良いでしょうけど還元剤分子が沢山あれば、それと手をつないでしまいます。
そうやって無駄に長いタイムを放置することで
混合ジスルフィドを増やしてしまうんですね!
こんな場合は・・・
還元力が弱まったパーマ液を一旦洗い流して
混合ジスルフィドを増やさない工夫をしなくてはいけないんですね。
パーマの中間水洗の理由もここにあるわけなんです。
基本的には15分〜20分で確実に次の工程にうつれるようにお薬を考えることで混合ジスルフィドの生成は少なくできます。
■システィン酸は、パーマの2剤などで過剰な酸化がおこなわれることで、システィンがシスティン酸へと変化してしまう反応です。
これは酸化にかかわるわけですから、2剤を不用意に長く放置しないとかって事で少なくできると思います。
原因が少し理解できればそれを少なくできる(ダメージを防げる)方法も考えられます。
同じ薬を使っても・・・
傷ませてしまう人とあまり傷ませない人にはこんな差があるんですよね。
だから、いつも
「縮毛矯正は、薬の良し悪しじゃなくて、やる技術者によって良し悪しが決まる」と言い
職人の世界は年季(経験値)がすべて! と言うのです。
目新しいシステムを求める事もいいですが・・・
まずは基本を忠実にする事
その上で数をこなし経験値を上げることが大切です。
どんな人でも最初は、経験値なんてありません。
最初は、私達のような熟練したものに依頼したり学んだりしてはいかがでしょうか!

う〜む・・・
なるほど!解り申した
ビビリの補修 ・修正・修復奥が深いでござるなぁ!
「最も大切なのは経験値」
肝に銘じて精進する所存でござる!
>>続きはこちら
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